2007年10月24日

9月23日 チャーターツアー 【Ⅷ】

さてさて、やっと本日の最終目的地
デッドエンドへ到着しました
と、言っても本当のデッドエンドまでは歩いて行きます

9月23日 チャーターツアー 【Ⅷ】
【さっきあの溶岩の煙の中を通って来ました】

車から降りた所には
道路の上にデ~ンと小屋が建っていました
レンジャーステイションとトイレ(意外にもポッチャントイレface08icon10)です
ここはロータリーのようになっていて
和田タイチョーは私達を降ろすと駐車スペースへ
(縦列駐車の路駐ですが・・・)

レンジャーステーションから海の方へ向かって行くと
シーアーチと言われている
海に流れ込んだ溶岩が波に侵食され
自然にできた溶岩アーチがあります
断崖絶壁から覗き込むような感じ・・・
このあたりは波も豪快なのでちょっと怖いicon10
「カツオドリ」という海鳥がたくさんいました

9月23日 チャーターツアー 【Ⅷ】
【シーアーチを覗き込む】

9月23日 チャーターツアー 【Ⅷ】
【反対側も断崖絶壁が続いている】


海を見ながら路肩に座り(ほとんど通る人いませんから・・・)
夕食(和風弁当)を食べました
ツアーも終盤、空は夕焼けの時間になっていました
そう言えば、ハワイに来てからあまり時計を見ない・・・
時間も気にならない・・・
ゆったりとした「ハワイ時間」が流れているface02

さて、デッドエンドまで歩きますicon21
フツーに続いている道・・・
この先はどうなっているのでしょう?

9月23日 チャーターツアー 【Ⅷ】
【デッドエンドはまだまだ先・・・icon10

9月23日 チャーターツアー 【Ⅷ】
【空はピンクいろになってきました(白いのは煙)】

9月23日 チャーターツアー 【Ⅷ】
【煙が山肌を下っているのがよくわかります】

9月23日 チャーターツアー 【Ⅷ】
【もう夕焼けの時間です(5時ごろだったかな?)】

9月23日 チャーターツアー 【Ⅷ】
【月も見え始めました】


「デッドエンド」=「袋小路」「行き止まり」
本当に道路は行き止まりでしたface08icon23
と言うか、道路が溶岩に呑み込まれていました・・・
この先数キロは溶岩の下になっているそうです

このあたりの溶岩は
2002年から2004年に流れたわりと新しい溶岩
表面がツルツルしているので
「パホイホイ」と言われている溶岩で
あまり粘性がないために速いスピードで
ここまで流れてきたと思われます

では、ここで溶岩のお勉強face02
溶岩には「パホイホイ溶岩」と「アア溶岩」があります

パホイホイ溶岩」は粘性が少なく
流動性があるので速いスピードで流れます
そのため表面はツルツルしていて
冷えて固まると奇妙な模様を造形したりします

9月23日 チャーターツアー 【Ⅷ】
【こんな模様が出来たりします(パパ撮影)】

アア溶岩」は温度が低く
ガスも抜けて流れにくいためゴロゴロとゆっくり進みます
そのために表面はゴツゴツしていています
(浅間山の「鬼押し出し」が良い例だそうです)

パホイホイ溶岩が長い距離流れていると温度が下がり
ガスが抜けて流れにくくなると
アア溶岩に変わることがあるそうです
(アア溶岩からパホイホイ溶岩に変わることはない)

そして驚くことにface08
この世界共通の火山用語
「パホイホイ」も「アア」もハワイ語なんですって!!
しかも、「アア」はハワイの住民が溶岩の上を歩いた時
「アア!」(ハワイ語で「熱い」という意味)と言ったからとか・・・?

9月23日 チャーターツアー 【Ⅷ】
【デッドエンドに着いた頃にはすっかり暗くなっていました】

暗くなると山の方が赤くなっているのが
はっきりと見えてきました
そこは今現在、溶岩が流れている所
美しくもありちょっと怖いような・・・
自然の・・・いえ、地球の力を感じました

我が家のカメラではその様子が
上手く撮れませんでしたので
ツアーをお願いした「Big Island CREST」さんから
写真をお借りしましたface02
  ↓ ↓ ↓
9月23日 チャーターツアー 【Ⅷ】
【9月23日の様子 写真提供 Big Island CREST

デッドエンドからレンジャーステーションに戻ると
空には星がたくさん出ていました
今日は満月に近い月で空はかなり明るいですface07
それでも薄っすらと天の川がわかるほどicon22

海岸(絶壁)に近い所に望遠鏡を据え星の観察
肉眼では一つにしか見えない星も
望遠鏡を覗くといくつもの星が集まって輝いていた・・・icon12
その輝きというのも
日本では空気の澄んだ冬にしかみれないような輝きicon12
キレイicon12

そして、みんなで座って星空を見上げ
和田タイチョーさんの解説を聞きました
この解説が凄いface08
本当に良くご存知で星座やそれにまつわる神話まで
「未成年がいるからちょっと話し辛いなぁ・・・icon10
なんて言いながらもたくさん話してくださいましたface02

綺麗な星の輝きとは裏腹に星座にまつわる神話は
ドロドロした「何とかドラマ」のようなお話が多かったですface03
いて座の矢の先はどこに向かっているか知ってます?
さそり座とオリオン座は絶対に一緒に見えないワケって知ってます?
みずがめ座の水瓶を持っているのは美少年だそうですョface02
もう、「へぇ~」の連発!

そんな話を聞いている時、す~さんが突然
「ここから暖かい空気出てくる!」
と、固まった溶岩の割れ目に手をあててました
和田タイチョーをはじめ、みんなで手をあててみると・・・
何となく暖かい空気を感じるface08
この下では溶岩が流れている所と
何かしら繋がっているのでしょうか?
それとも・・・
まあ、活火山ですからface02

星の観察が終わると和田タイチョーさん
月が明るい夜にしか見れない
「ちょっとマニアックなものを見せてあげる」
と、望遠鏡を海に向かってセットしなおしました
「ほら、見てごらん!」

そこには波が月に照らされ
幻想的で美しい模様が・・・
このあたりはベタな海ではないので
三角波が月に照らされきれいに輝く動く模様を作り出していましたface05

星空の観察の大体はマウナケアの方(サドル・ロード)へ行くのですが
私達のホテルがケアウホウだったことと
月が明るい夜の海でしか見れない
この幻想的な波が見れることで
デッドエンドでの星の観察となり
星も月明かりの海も十分堪能しましたicon22
(気温もマウナケアほど寒くなくて良かったですface02

さて、後はホテルに帰るだけicon17
「ケアウホウなので南回りで帰りましょう」と和田タイチョーさん
と言ってもかなりの距離がありますicon10
 →ハワイ島地図(Big Island CREST)
今まで走って来た距離と同じぐらいありますface08
まさにハワイ島グルリ一周!!icon17

さすがの子供達もお休みモード・・・face04
でも、和田タイチョーさんはひたすら運転icon17
本日の走行距離は500kmを越えるそうで
東京⇒大阪間を走ったのと同じだということですface08

ホテルに着いたのは11時過ぎ
朝、10時40分にピックアップしてもらってから
12時間という長~いツアー
その間、和田タイチョーさんはずっと運転とお話(ガイド&世間話)
お仕事とはいえ本当にお疲れ様でしたicon06
そして、ありがとうございました!

物知りで楽しい和田タイチョーさんのツアー
お勧めです!
 → Big Island CREST


同じカテゴリー(二日目)の記事
 チャーターツアー【番外編】 (2007-10-26 16:40)
 9月23日 チャーターツアー 【Ⅶ】 (2007-10-23 16:02)
 9月23日 チャーターツアー 【Ⅵ】 (2007-10-21 23:57)
 9月23日 チャーターツアー 【Ⅴ】 (2007-10-18 12:13)
 9月23日 チャーターツアー 【Ⅳ】 (2007-10-16 15:26)

Posted by dona at 10:33│Comments(0)二日目
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。